柏餅食べました?柱のきーずはおととしの5月5日のせいくらべ~北国ぐらし

午後から近くの商店に足りなくなった食品を買いに出ました

ササッと品物を籠に入れてお菓子コーナーを通りかかったとき

中年のご夫婦が『あら!今日は子供の日なんだね~』

言われた先を覗くと兜の形の小さなケーキが置いてありました

そうそう・・・今日は5月5日なんだわ~

せっかくの子供の日もコロナ禍でどこかに吹っ飛んでしまったね

地方にいる孫ちゃんたちは今日の子供の日はどうして過ごしていたかしら・・・ね

◆ 子供の日の歌と言えば・・・

子供の日の歌といえば、♪屋根より高い鯉のぼり~で始まる【こいのぼり】とか

ちょっと勇ましい、♪甍の波と雲の波~で始まるそのままが題名の

【いらかの波と雲の波】がメジャーですが

私は【せいくらべ】が一番思い出されます

5月5日端午の節句の様子を現わした歌です

大正8年に詩が作られて作詞は海野厚氏 作曲は中山晋平氏です

1番

柱の傷はおととしの5月5日のせいくらべ

ちまき食べ食べ兄さんが測ってくれた背のたけ

昨日比べりゃなんのこと やっと羽織のひものたけ

2番

柱にもたれりゃすぐ見える 遠いお山もせいくらべ

雲の上まで顔出して てんでに背伸びしていても

雪の帽子をぬいでさえ いちはやっぱり富士の山

(ホームページ ひまわり日本の歌を参考にさせていただきました)

私は7人兄弟で一番上の兄とは一回り以上も歳が離れています

子供の日には小さい子供たちに母が新聞紙で兜を作ってくれました

それをかぶって母のお手製のカステラケーキを食べるのが一大イベント

上の兄貴たちはそんな弟や妹をつかまえて柱で背比べをしてくれたんです

私は兄貴たち男兄弟の中の紅一点

仲良くお菓子を食べているうちはいいのですが

すぐに狭い家の中で突っついた~と言っちゃ喧嘩

兄ちゃんが鼻くそ丸めて飛ばした~と言っちゃ喧嘩が始まります

母の口癖・・・女の子なんだから!と言って

兄ちゃんたちの取っ組み合いに混じりたがる私を引き留める母

懐かしい光景が脳裏をよぎります

そんな時、必ず出てくる歌が【せいくらべ】なんです・・・

父も母も他界してしまって寂しい限りですが

兄弟たちは皆まだまだ元気に思い思いの地で暮らしています

長男で弟や妹の背を測ってくれた兄はそろそろ傘寿を迎えるでしょうか

毎年、お盆には兄弟で集まることにしていますが

去年から全員集合がなくなりました・・・コロナ禍のせいですね

今年はいかがなものか・・・

兄はコロナにおびえて大好きな温泉にも行けてないみたいです

二重マスクして手袋はめて準備万端整えてからーーー顔を見に行ってみようかなあ・・・