北国ぐらし~コロナ禍での暴風雪警報と2018年のブラックアウトの記憶

北国ぐらし備忘録
十勝岳連邦の雲海

超大型ハリケーン並みの暴風雪警報

昨日来、夜中から大荒れだった天候は少しずつおさまってきましたが

朝から道内の広い範囲で暴風雪警報が出されました

二つだま低気圧が発達して超大型ハリケーン並みになってます

襟裳岬で風速44メートルを記録し、宗谷岬でも35メートル

ここ北国の盆地でさえも風速30メートル以上の暴風

交通の被害は狩勝峠・石北峠でホワイトアウトにより大型のトラックが動けなくなって車の事故や渋滞が起こりました

一時は130台以上の車が渋滞に巻き込まれました

また、根室・室蘭・釧路方面では高潮の被害もあり床上や床下の浸水がありました

最大瞬間風速が35メートルもの暴風で屋根が剥がれたなどの被害通報が200件以上

函館・松前地方では合わせて3500戸も強風による停電が起こりました

北海道はこの寒さの中で停電になってしまったら灯りはともかく一番困るのは暖房です

暖房器具は殆ど電気で点火するのですから~

飲み水や灯りはいいとして電気だけは備蓄できません

昨今、どこの家でも電気を使わない暖房器具は使ってませんから・・・

2018年9月の大地震の時のブラックアウトを思い出してしまいました

北海道全土が一斉に停電で真っ暗になってしまい何日かの我慢を強いられました

あれは時期が9月でしたから暖房を使う前だったので助かったんです

でもホームセンターや電気店の店頭から懐中電灯や携帯ラジオに必要な電池が売り切れて、手に入らなくて大変でした

これから先は異常気象で何があってもおかしくないと言われます

最低限の備えとして1週間はしのぐために

飲み水・食料・ポータブルガス・コンロ・懐中電灯・電池・携帯ラジオ・暖房用品・・・それに車にはガソリンをいれておくこと

あとまだ何かあるような気がしますが・・・とにかく備えておきましょう

話は2018年大地震のブラックアウトに脱線しましたが

このたびの大型低気圧は西日本で大きく発達して996hPa

朝には釧路沖に勢力を保ったまま移動して北海道を留萌・宗谷地方を中心にグルっと一回りしたんですね

一夜明けてもまだ966hPaもある大型低気圧だったんです

そして今夜にようやくオホーツク海方向へ抜けました

いつもは風も強く吹かないこの地方なので本当に怖かったです

緊急の外出以外は出かけないで~

普段なら嵐の日に絶対に外に出ない私に、またこんな日に限って娘からお呼びがかかって~

ばあちゃん悪いけど、お迎え行ってあげて欲しいの・・・と仕事に出ている娘からの困り果てた電話です

車にスコップとスタックしたときのためにスノーヘルパーと長靴も積みました

玄関から一歩外に出たら吹き飛ばされそうな吹雪です

車庫のシャッターを開けてイザ出発と思ったら家の前の道路が雨を含んだ雪でザクザクで車が埋まりそう・・・

こんな状況で無事に孫ちゃんに辿りつけるのだろうかと不安な気持ちでいっぱいでしたが意外と本線道路に出るとアスファルトが出ていました

案外心配したほどのこともなく、孫ちゃんを確保してスノーヘルパーの出番もなく戻ってこれました

孫ちゃんの先生もおばあちゃん、気をつけてくださいね~と吹き飛ばされそうになって叫んでいました

ホントに車のドアを開けるとドアごとぶっ飛ばされそうでしたよ

日本海側でも断続的にホワイトアウトが起こり視界が全く無くなる状況だったそうです

留萌・宗谷地方は暴風波浪警報が出ていてテレビのテロップが外出しないでくださいと流れていました

それなのにどうしても札幌まで出なくてはならない用事で留萌地方の親戚夫婦が家を車で出発したそうです

朝の九時に家を出て札幌に着いたのは夕方六時だったそうです

まあ・・・その間の心配なことこの上もなかったです

聞けば海岸線はとても走れる状態ではなくてホワイトアウトと高波で止まったり、動いたりして、いつもの三倍の時間がかかったとか~

でも事故なく無事に着いたので本当に良かった・・・

不思議な雲・・・嵐の前ぶれ?