
小平町道の駅前より海岸線を望む
留萌まで高規格幹線道路が完成!
昨年 3月28日に深川から留萌に高規格幹線道路が完成!
これによって道央自動車道とつながって日本海側の沿線の市町村がぐっと身近になったわけです
札幌から留萌までが約2時間
旭川から留萌までが約1時間20分で足を延ばせば最北端の稚内までも手が届く距離です
若い頃はよく海に落ちる夕日が見たくて終業後に車を飛ばしました
ちょうどスパイダースというグループサウンズが唄った曲が流行っていましてね
【夕日が泣いている】でしたっけ~ 車のラジカセをガンガンと大ボリュームでかけて・・・
♫夕焼け~海の夕焼け~真っ赤な~別れの色だよ~・・・
エレキギターの音色が何とも言えず(キャーッ!)とスパイダースファンは叫んだのでしょうねぇ
若いということは素晴らしい!
小平鰊番屋をたっぷり見学!
深川から留萌に高規格幹線道路が完成したということで、昔の若者は海に行ってみようということになりました
残念ながら群来は終わった後でしたが・・・
深川から高規格幹線道路に乗って(無料です)留萌まで行って北上します
小平はすぐです 国道232号を道なりに行くと左側には群青色に輝く日本海
小平道の駅が休憩地点のようにあってコロナの影響か車はまばらでした
でも大きな【小平町観光交流センター】が道の駅に併設していて立派でした
そのすぐ隣に1905年に建築された国の重要文化財【おびら鰊番屋】が建っています

手前が小平道の駅で【小平町観光交流センター】が併設

奥が国の重要文化財【おびら鰊番屋】1905年に建築
あまり見学者が居なくて私たちが入った時には貸し切り状態
受付のお爺さんが親切で【群来】のことを尋ねると親切に展示場になっている最上階まで案内してくれました
群来の見張り台だそうです
人ひとりがやっとの狭い梯子段で上がります
6畳間ほどの部屋でした
この【おびら鰊番屋】は又の名を旧花田家番屋といって道内最大級といいます
広間から土間に降りると板壁沿いにヤン衆(漁民)の寝具がおかれていました
その当時、ニシン漁に携わる人々はヤン衆と呼ばれたそうです
ヤン衆(漁民)はここでニシン漁が終わる時期までこの番屋で寝泊りをしました
女中部屋、親方のお座敷などもあり、とても広いお屋敷でした
見張り番のヤン衆は先ほどの案内していただいた最上階の6畳ほどの部屋から鰊【ニシン】の【群来】が始まるのを待っていたんでしょうね
【群来】を確認すると大声で・・・
『ニシンが来たぞ~!急げ!出漁だ!ボヤボヤするな!』・・・なんて今でもその迫力が伝わってきそうです
ニシン漁で一世風靡したのでしょうね
当時の賑やかだったことが感じられて・・・思いを馳せてしまいました


群来とはニシンの産卵
【群来】とは【くき】と読みます ニシンの産卵のことです
ニシンの雌を追いかけて雄が白子を撒くので海岸が真白になります
海が真っ白になるくらいのニシンが押し寄せてきているということです
この現象があると今年はニシンが豊漁になるという希望が湧くのです
今日のニュースでは小樽近辺の海岸でも【群来】があったとのこと
ニシンがとれる海はまだ健在なのですね
いつまでも【群来】がみられますように・・・きれいな海でありますように・・・
