お話できると良かったのにね
まろん君と心でつながっていると勝手に思い込んでいたのかな
去年の今頃 まろん君が急速に具合が悪くなっていったとき
ご飯が食べられなくなって体重がどんどん落ちていったとき
まろん君は本当はあの時 もういいよ って言いたかったのかもしれない
かあちゃんはこの頃そう思うのです
かあちゃんの勝手でまろん君を必要以上に苦しめたんじゃないかな・・・って
いつも悲しそうな目をしていたね
解ってあげられなかったバカなかあちゃん
かあちゃんはまろん君にしがみついていたんだね
最愛のまろん君を最高に苦しめていたんだーーーとわかって
かあちゃんは苦しくて仕方がありません
いつまでも心が安まらないのはーーー
まろん君がまだ苦しんでいるからじゃないか・・・って思ってしまいます
いくら謝っても謝ってもーーーもう去年の今には戻れない
かあちゃんは、まろん君の悲しみを、苦しみを、ずっと背負っていくからね
忘れないからね・・・
◆ 舌がとれちゃう・・・まろん君の舌が!
悪夢のような一日の始まりでした
朝からご飯は一口も食べず
ウンチは病院で摘便で先生にとってもらい、帰ってきたのがお昼ごろ
ずっとベランダの傍のベットで寝そべっていたけれど
なんとなくいつもと違う、おかしな予感がありました
午後4時過ぎて、まろん君が急に立ち上がって歩き出したと思ったら
口から出血ーーーひどい血の量でびっくりして
まろん君を抱えて口の中を覗き込んだ時には舌が半分ちぎれていました
まろん君をバスタオルでくるんで車に乗ってハンドルを握りましたが動けない
とうちゃんに泣き叫びながら電話をしました
『落ち着け!現実なんだ!しっかりしろ!』怒鳴られてハッと我に返って
無我夢中で車を走らせて病院へーーー
着いた時には、とうちゃんが連絡しておいてくれたのでしょう
先生や看護師さんが待機していてくれました
出血はかなり治まっていたけれど、これはもう舌として機能はしません
切断するしかありませんーーーと言われました
とうちゃんもその時には病院に駆けつけていて、先生の判断にお任せするよりありませんでした
こんなことになるなんてーーー
まろん君は本当に気丈に泣きわめくことも暴れることもないまま
先生たちに身をゆだねて舌の切断手術をされたのです
そのときからです
まろん君の生きることへの壮絶な戦いが始まったのはーーー
安楽死を何度も促されながらも・・・その道を選ぶことが出来なかった私たち
まろん君はどうだったのだろうーーーどうしたかったの
もう半年も経つのに未だに心の整理ができない とうちゃんとかあちゃんです
お話しできたら良かったのにねーーーまろん君・・・

今日は21日
まろん君のご命日です
黄色のガーベラとカスミソウを飾ったよ
大好きなチキンとゆでたまごとトマトだよ
匂いクンクンしてねーーーウマウマだよーーー