介護のこころ~高齢者・・・旧知の友からの電話に声もうわずります~

いとしきシニア

花菜里ランド 7月のお花畑

高齢者は間違い電話に執着…失礼しました

階下から久々に静寂を破るような、おじじの弾んだ声がするんです

とうとう来たのか!と身構えて階下をのぞき込む私です

失礼にもほどがある?

いえいえ

最近は要注意なのですから身構えても仕方がないです

それだけの理由があります

1週間ほど前のこと

『え~なんだってぇ~誰ぇ~』と大きな声

耳が遠いので大声でスマホに叫んでいました

あまりにもしつこく叫ぶのでなんだろうなぁ

誰と話しているの?

おじじを見るとまるでスマホと喧嘩しているようです

ようやくスマホを切って・・・『誰だかわからん・・・』

なにーーー誰だかわからない人と喧嘩していたの!

スマホの通話履歴を見ると、なんと三回もおじじからかけているじゃないですか

『むこうからかけてきたんだよ!』とおさまらない気持ちのおじじですが・・・

推理をすると、どうやら間違い電話が一度かかってきたようです

その番号に対しておじじは三回もかけているんですね(何のためじゃーーー?)

電話に対してはすこぶる反応し過ぎ???

相手にしたらいい迷惑・・・というか、ひどい相手に間違い電話しちゃいましたね~

皆さん!気をつけましょう・・・

電話番号はお間違えの無いようお願いいたします

高齢者に旧知の友からの電話…興奮もの

それで今日の先ほどの階下から響いてきたおじじの声の相手は・・・

なにやら大昔のお知り合いの方のようでした

良かった~ホッとしたわーーー

最初のうちは、また間違い電話に反応しているのか!と話を聞いていましたよ・・・

立ち聞きしているようで~と罪悪感は多少ありますが油断は出来ないので把握しています

でも話が長かったですね

30分以上?なので初めのうちは元気が良かったおじじの声も、段々と返答が薄くなってきて・・・消え入るような声になっちゃった~

疲れてきたんじゃないの~~~と心配になる

そのお知り合いもまた、ご高齢のようで一方的にお話されるようでした

自分の病状説明から始まって生活状況とかとかエトセトラ・・・

おじじも昔のお知り合いなら特にほころびは見せまいと頑張りますから~

自分も我が身を振り返ってつくづく考えました

友達からの電話には嬉しくて、特に遠方からなら時間の経つのを忘れて話します

積もりに積もっているからね~中身が濃いんだよ~

夫から白い目で見られるまで喋り続けますから~

ひどい時は『オレ 寝るから~』と言って居間の電灯消されるよ~

おっとっとーそろそろ止めようか~って電話を切ります(ハハハ)

高齢になると電話帳に名前があると懐かしくなって話したくなるのかなーーー

あの人は・・・この人は・・・今何をしているのかな?元気なのかな?ってね

今日のおじじの電話相手もそういう感じの方だったんだね

良かったねーーー間違い電話じゃなくてーーーね

それでもって、うまく繕ってお話できたしね~

あぁぁぁぁ・・・私も聞いてて疲れましたーーー

時期外れの白ツツジが一枝 我が家の庭で咲きました これが最後になるのかも・・・