今日は、まろん君の一年祭・・・もう一年も経つんだね

青い空に龍神雲がスーっと5本位自宅の裏山から立ち昇っていたのは・・・
一年前の今日、病院からいつもの治療が終わったまろん君を抱っこして車から降りた時に見上げた空でした
まろん・・・怖いくらいの空だね~・・・と話しかけながら家へ入りました
まろん君をベットに寝かせて、一安心
あ・・・朝から何もお腹に入れてあげてない・・・
そう思って急いでリキッドの用意をしました
いつもの量の半分くらいを静かにゆっくり鼻腔栄養の管から入れたところで、まろん君がイヤイヤしたので、ちょっと休もうか・・・
まろん君が目をつぶってスヤスヤ眠り始めたのを見ながら・・・
かあちゃんも急に睡魔に襲われて10分ぐらい、まろん君の傍らで眠ってしまいました
突然、まろん君が【ワンワンワン】と鳴き出して
何度も何度も何度も・・・・ 【ワンワンワン】 【ワンワンワン】 【ワンワンワン】 と
まるで侵入者を阻むような鳴き声で首を持ち上げ鳴きました
どうしたの!まろん・・・そんなに鳴いたら心臓に悪いから鳴かないで~
かあちゃんが必死に止めても、まろん君は鳴くのをやめなかった・・・
どうして鳴くの~~~困ってとうちゃんに電話したっけ・・・
それから・・・やっと鳴くのをやめたと思ったらまろん君の呼吸が止まった気がして・・・
急いでまろん君を抱くと車に飛び乗って、病院に向かって走りました
片手でまろん君の胸をさすりながら走った
信号待ちで停まっている時、まろん君の心臓が動いたような気もした
病院では先生、看護師さんたちが一生懸命にまろん君の人工呼吸をしてくれました
でも・・・まろん君の身体につけられた機械のモニターは【反応ありません】を繰り返し・・・
心肺停止を示すアラームが鳴り続けるだけでした
残念ですが・・・と辛そうに言う先生
身体をきれいにしてあげて・・・と言う指示に応える看護師さんが処置を始めた時
かあちゃんの口から出た言葉は・・・
すぐに鼻腔栄養の管を取ってください!まろんは一番辛かったんです~

どうして・・・そんな言葉が出たんだろう・・・
かあちゃんは本当はまろん君に鼻腔栄養をさせるのは嫌だったんだろうかね
もっと楽に逝かせてあげればよかった・・・と思ってたんだろうかね
自分の心が今も、わからないかあちゃんです
まろん君は偉かったよ
最後まで偉かったんだよ
逝ってしまう前の日は自分でオシッコに行けたんだよね
オムツが濡れないのが不思議だったので、タオルで身体を持ち上げてあげたら
ほら!まだ僕はオシッコできるんだ!って・・・
トイレで片足を高く上げて男の子らしくオシッコしたもんね・・・
スゴイ!って、とうちゃんとかあちゃんとで褒めたら得意そうにしていたっけ~
きっと・・・最後の力を振り絞ったんだね・・・
まろん君が逝ってしまった時間が近づいてきました
2020年10月21日 午後2時35分
あの 【ワンワンワン】 【ワンワンワン】 【ワンワンワン】 と何度も何度も鳴いたのは・・・
きっと天からのお迎えに必死で抵抗した声だったのではないのでしょうか・・・
かあちゃんには、そう思えてならないのです
