介護のこころ~一筋縄ではいかぬ高齢者のカラダ・・・次々と見つかる病変

いとしきシニア
公園のイチョウ並木も黄金色です・・・

突然にスマホに入る救急病院の電話にも少しは慣れてきました

ワタシに入る電話は看護師さんからの用事

夫に入る医師からの電話は重要事項のようです

車いすになってでも家に帰りたい

先日はナースステーションからの電話・・・驚くことに、おじじが看護師さんに家に電話をしてほしい・・・と頼み込んでのことでした

久しぶりに聞くおじじの声

『どうしたの~どうやって電話しているの~?』ビックリしているワタシにおじじの返答です

『いや・・・今、リハビリ帰りでさ~車いすに乗って来たんだ~』

・・・『へぇ・・・スゴイね!おじじ・・・リハビリ出来るようになったの~?』

おじじ『おう!車いすに乗るのたいした上手だってほめられたぞ~』

あ・・・それは良かった~

おじじ『車いす・・・うちにあるべ~・・・おまえ使ったやつさ~』

え・・・

『帰ってからの車いすとか歩行器とかはケアマネさんが準備してくれるから心配ないですよぉー』そう返事をしました

おじじ『そっかーじゃあ、いいなぁ・・・』

会話は途切れ途切れながらもつながった・・・

相変わらず自分の言いたいことだけ終わると、こちらの問いかけには『あーーーわからんわからん~』

ブツッと電話は切れた・・・のがその日の午前中

あら~~~車いすで病室から出られるようになったんだね

いい傾向だわ・・・この調子なら来週末には手術をしてもらった整形外科に移れるのかも・・・

なにせ救急病院だもの・・・長くはおいてはくれないだろうし、本格的なリハビリはやはり整形外科でしょうが・・・

そう思いながら車いすで家に帰って来るつもりのおじじの姿を思い浮かべました

あそこの段差も・・・ここに手すりも必要だわ~

そう思って家の中を見渡すと改修しなければならないところが沢山あります

思えば、このワタシも危うく2,3年ほど前に車いす生活になるところでした

両足の人工骨頭置換術を受けて人工股関節になっています

一昨々年に左脚の手術、一昨年に右足の手術を受けました

最初の手術の時は、心配で心配で車いす生活の想像で頭の中は一杯

リハビリの先生に訴えました

家には車いすで入られないんです~

階段だらけの家なんです~

ワタシの半泣きの訴えにリハビリの先生は【大丈夫!杖で帰れるように頑張りましょう!】

お陰様で・・・ワタシの努力の甲斐もあり・・・(自分で言うか~)

もちろん先生方の励ましもあってのことですが~

現在は杖も必要なくなり、この両足で歩ける有難さ!

有難くて有難くて感謝感謝の毎日です~

高齢者の便秘・・・感覚ない?

まあ・・・ワタシの話はさておいて、その日の夕方でした

夫からの電話です

『今なぁ・・・病院の医師から電話で、おじじの〇〇が入院してからずっと出ていないんだと~』

ワタシ『うっそーーーもう3週間近くになるよ!』

昼間、電話でおじじと話したけど、そんなこと一言もなかったよぉー

なんと・・・言っては悪いが、看護師の怠慢⁉医師のチェック漏れか⁉

それで胃腸科と外科と循環器科の医師たちが集まって対応策を考えているらしい・・・とは。

レントゲンでは 〇〇 で腸の中がびっしりとつまっているとか~

直腸が狭くなって腫瘍らしきものがあるせいで出ないとか~

せっかく食事がとれるようになってきたのに絶食して点滴しているとか~

考えられない事態が起こっています

骨折から始まり、心筋梗塞の恐れでベットに安静を強いられ、オムツをして尿道カテーテル

動くことも出来ずに筋肉は衰えて、腸の働きも悪くなり、便秘を通り越して人工肛門になってしまうのだろうか・・・

想像は悪い方へ悪い方へといきます

来週に医師からの今後の治療方針でしょうか・・・

説明の日時の連絡がありましたが・・・

なんだか悠長に感じるのです

(もっと、早くパキパキやらんかい!)

・・・すみません・・・心の声です・・・患者の立場は弱い~