介護のこころ~救急病院から逃れて整形外科に転院できたのはいいけれど・・・

いとしきシニア
雪の降った日 旭川偕行社・・・通りかかって撮影

増えた病名・・・アミロイドーシス

転院するにあたって説明がありました

入院中に医師たちがどうも怪しいと疑っていた病気がハッキリしたのです

骨髄から髄液を採取しての検査

さらにストマを設置する手術時にも腸から組織を採取して調べたところ

病名は【アミロイドーシス】=【多発性骨髄腫

難しい名前の病名です

医師の説明によりますと・・・

骨髄で増殖した骨髄種細胞が【がん細胞】に変化

それが役に立たない【Мタンパク】を大量に作る

その 【Мタンパク】 が【アミロイド】という有害なタンパク質に変化

さらにその【アミロイド】 が身体の色々な臓器に溜まって機能を妨げる状態を 【アミロイドーシス】 といいます

頑張った老老介護の結果?

おじじの今回の骨折も原因は根っこに 【アミロイドーシス】 があったのかもしれません

医師の説明では赤ちゃんを抱っこしただけでも腕の骨が折れる人もいる・・・という

思えば2年前に他界したおばば(おじじの奥さん)の老老介護

おばばは介護5になって寝たきりになって2年程もおじじは老老介護をしました

おじじは、とてもとても頑張っていたのでした

おばばの全介助も一人でやってのけました

自宅療養をギリギリまで頑張って、食事介助に始まってオムツ交換まで昼夜を問わずの介護でした

おばばが亡くなる半年前に施設に入ることになったのも、それまで頑張っていたおじじがいよいよバンザイしたからなのでした

もう~限界だ~・・・

その時点でおじじは腰痛でにっちもさっちも、いかなくなっていました

思えばあの腰痛が始まった頃に、その 【アミロイドーシス】 が発病していたのでは・・・?

今さら悔やんでも・・・

おじじは糖尿病と高血圧症が持病でした

そのために毎月定期的に近くの医院に通っていました

血液検査も欠かさなかったのに・・・

血液の変化は貧血気味・・・ということで片付けられていました

栄養が偏っているから鉄分の多い食事をしてください~

その程度の注意くらいでした

その時点でもっと詳しく検査をしていたなら・・・

後悔してもあとの祭りです

誰を恨むこともできません

あの、おじじが妻を介護した老老介護がいけなかったのだろうか

でもあの時はそれしか術がなく、それが二人の希望でもあったのだから・・・

先を見通すことができる千里眼でもあったなら・・・

雪があがった旭川偕行社の空