北国ぐらし~障子張りにトライ・・・初体験!上手くいきますように~日本の建築物で和式家屋がめっきり少なくなって障子のある家が珍しいこの頃です【やってとーらい】なんてテレビ番組、昔ありましたね~

北国ぐらし備忘録

齢70歳にして初体験の障子張り

古い障子紙を取り除きました

ここまではなんとか・・・

古い障子紙は家を建ててから30年間まったく張り替えてなかったのです

奥の和室の障子がこんなになっていたとは・・・

いくら夫の実家とはいえ・・・

生前の両親に『ワタシ張り替えます~』とも言えなかった無経験者

この歳になって初体験の障子張り替え・・・上手くいくのかね

恐るおそる障子紙を触ると、わずかな力でハラハラとちぎれてしまいます

障子の桟にたまったホコリと共に宙に舞い散ります

(マスクしなくちゃ~喘息が出てきそうだ)

水で濡らした布で障子の桟をそっと拭いてみました

苦労して剥いていた桟に張り付いた障子紙がスルスルと剥がれます

(なんだ~こうすればすぐに剥がれるんだ・・・)

そこからは急ピッチで作業が進みました

障子紙が剥がれた桟を丁寧に埃や糊を残さないように拭き取ります

うっかり力を入れすぎると桟が折れるので用心用心

(2カ所折りました・・・木工ボンドで補修)

拭き終わると陰干しで水分が乾くのを待ちます

障子ってね~昔の人は毎年張り替えたらしい

秋から冬に変わる時季の年功行事だったようです

衣替えのようですね・・・

冬の寒さを防ぐ為の間仕切りの役目だったのかな~

最近の家でこういう障子があるのは珍しいんでないかい

どだい和室のある家って今どき流行らないのでは・・・・?

あっても障子じゃなくて障子もどきのスリガラス間仕切りだったりしてね~

次の日、和紙の障子紙をホームセンターで購入してきました

いよいよ障子を張ります

昔は(ワタシが子供の頃)母が鍋で糊を作っていました

それは何となく記憶の底にあります

もっぱらワタシは古い障子をブスブスと指で穴を開ける役目だったかも・・・

今は障子糊がチューブで売っているんです

便利な時代です

これでやらないのは、ただのズボラ者だということか・・・

糊を塗る刷毛も百均にありました~

さあ!始めよう!

やってみれば意外と簡単!

糊は薄めに塗るのがコツでした

桟から少々はみ出しても乾いたらわからないので大丈夫!

失敗してみなければ分からないこと沢山ありますねぇ

和紙を張り終わってから、糊が乾ききらないうちに余分な部分を切ろうとしてもダメ

カッターの刃が引っかかって、危うく破りそうになったりします

このへんがちょっと難しかったかな~

長年の職人さんにはかないません

でも稚拙な腕でもやっと張れました

本当は障子の幅に合わせて前もって和紙を切ってから貼るのが正しいそうです

それから埃がたまらないように下から上に貼るものだとか・・・

それと障子を貼るとは言わず障子を張るという言い方をすることも・・・

糊で貼るんだから障子を貼るでいいかと思います・・・が

障子はピンと張るから障子張りというのだそうです

それで・・・きれいに障子を張るためには、この後の霧吹きが超大事なのです

ちょっと心配でしたが・・・

思い切って水をスプレーしました

張り終わった障子紙一面にです

少し時間をおいてから、静かに障子を起こして日陰で立てかけておきます

ドキドキしながら一昼夜おいてみたら・・・

目を見張るような立派な障子が出来ていましたよ~

ワタシが張り替えました!

やったー!おじじ見てますか?

ね~!

トライしなければわからなかったです~

やってみるもんですね・・・