北国ぐらし~【本音のこころ】とうとう終の棲家へのお引越しをします あの世までは持って行けない物ばかり・・・思い出部屋は断捨離しなくちゃ・・・

本音のこころ

高齢者が引っ越しを決断するわけ知りたい?

誰も好き好んでこんな高齢になってからの引っ越しなんてしたくない

終の棲家といわれるがワタシのそれは何処だろう・・・

もちろん今、住んでいるこの家が終の棲家になることを望んでいるけれど、いついかなる事情が発生しないとも限らない

今回のお話は後期高齢者と呼ばれる75歳になった友人のことです

友人の住居は3Dkのアパート暮らし、もう20年以上も住み続けている

同居していた息子さんは早くに独立してアパートを出たので友人は気楽な一人暮らし

優雅なおひとりさまだった

朝は好きな時間に起きて朝食は自分の好物で~ ブランチなこともある

日中も誰に気兼ねをすることもなく自由を満喫

夕食も気ままに外食したり、時には友達を呼んでのミニパーテイ

ワタシから見れば「ホンマに羨ましいこっちゃなぁ~」・・・(なんで関西弁?)

ところがところが そんなおひとりさまの楽しい時は長くは続かない・・・

何故か?

時は流れ流れて・・・いつまでも若くはいられない現実がぶら下がる

身体の不調が友人を襲ってしまった

知らず知らずのうちに老化は進んでいることを・・・身体は痛みで教えてくれる

突然に背中に激痛が走る

病院では背骨の中にある神経がやられている・・・という結論

医者の「老化ですなぁ・・・」で片付けられる

あとは手術を選ぶか現状維持で薬で痛みを和らげるか

二者択一を余儀なくされる

友人はワタシに言う

「このアパートが問題なの・・・」

なんで~?問うワタシに友人は

「自分の身体にはもっと生活しやすい所でないとダメなのよ」

そっか~

この部屋は二階だし階段だし~おまけに入り口に段差があるもんね

「そうなの⁉大家さんに手すりをつけて欲しいって言ってみたら・・・」

そうだよ20年も住んでいて貢献しているんだから、そのぐらい希望を言ってもね

とワタシがけしかける

友人は「だったら出てくれていい!」と大家さんに言われたんだって・・・ビックリだ!

はぁ~そんな冷たいもんかいな・・・

今の世の中、高齢者にはね・・・

背中の激痛に耐えながら・・・悩みに悩んだ末に引っ越しを決めた友人

背中の手術もすると言う

「新居で痛みのない気楽な生活がまた出来るように頑張るわ~」

うんうんうん

それがワタシも一番の望みだよ・・・

でも心に引っ掛かる一抹の不安・・・

口には出さないけど~なんだか心配・・・

引越し効果は思い出部屋の断捨離か?

あともう少しでお引越しという日

友人の部屋を訪ねたワタシ

友人がコレいらない?アレいらない?と聞いてくる

若い時に使ったミシン 大きなテーブル 年季の入った本棚

まだまだあるの~みんな貰い手がなかったら大型ゴミだよねぇ

そう言われても・・・悪いが首を横にふるワタシ

ワタシだって・・・自分の狭い六畳間の部屋は【思い出部屋】と家族に言って捨てられないもので溢れかえっている

「あんた~今じゃなきゃ断捨離できないよ 私はいい機会を貰ったと思うよ 引っ越しで物が減らせる 死んでも持って行けるわけじゃないしね」と言う

そう言われればそうなんだ・・・

【思い出部屋】は死んでも持ってはいけないぞ~

友人の所から帰ったワタシ

次の日から思い切って始めた・・・【思い出部屋】の断捨離を・・・

でもね・・・思ったよりも難しい断捨離

棚の中の物 広げてはしまい またしまっては広げている自分

深く考えると断捨離はできまへ~ん (また使っている関西弁)

】にならないと出来んね

断捨離やろうと思う人・・・一回トライしてみなさい

思うより出来ないのは断捨離じゃぁ~

なのでワタシの六畳間の【思い出部屋】は今やゴチャゴチャで情けない状態なのだ

断捨離する以前よりも散らかっております

ワタシもどこかへ引越しするのがいいのかもしれません

でも 高齢者の部屋探しは大変ですぞ

第一に入居させてもらうのに漕ぎつけるのが・・・ね

一番難しいかも・・・