
花菜里ランドのお花たち~【シュウメイギク】
原因不明の痒い痒い・・・おじじの訴え
この季節になると、高齢者は皮膚疾患に悩みます
老化によって肌が衰えると汗もかかないし皮膚も薄くなるんだとか
布団に入って温まると身体のあちこちがムズムズ痒くなって寝付けません
夫は常に孫の手を傍に置いてテレビを見ながらボリボリ、晩酌しながらボリボリとやっています
私も人のことばかり言ってられません
背中やお腹が痒いとなったら我慢できなくて夫と孫の手の取りっこです
おじじがしきりに階下で呼びます
『おーい おーい~』
私 『なーに~呼んだ~?』大声を張り上げないと聞こえません
超難聴でやっと補聴器をつけ出したのですが
それも良し悪しで大声で話されても余計な雑音が聞こえるらしいです
傍に行って耳元で囁く方がはっきり聞こえるようです
『背中が痒くてたまらんの~軟膏ぬってくれや~』
じじを後ろ向きにしてシャツをたくしあげてみると、赤い発疹が肩から背中にかけてボロボロとでています
この湿疹は虫刺されみたいに盛り上がっているけど、今は冬だし虫はいないでしょ・・・なんだろうね
そんな日々が一週間も続いても一向に湿疹は減らずかえって増えていくみたい・・・変!
皮膚科に行ってみよう~ということになりました
かゆいかゆいが帯状疱疹だった!・・・痛くない?
皮膚科のお医者は一目見るなり
『これは帯状疱疹ですね 痛いでしょう』と言います
おじじは『なんも痛いこと無いわ~』
はあ・・・感覚鈍くなってますか?
帯状疱疹と言われても何のことかさっぱりわからない
補聴器のせいなのか?お医者の説明がところどころしか聞こえないみたい
帰宅してから改めて説明しました
『帯状疱疹というのはね~』
おじじは人の話を最後まで聞かないで
『おれ、水疱瘡か?人にうつるんでしょ』・・・そうきました
『違うの~おじじが子供の時にかかった水疱瘡のウイルスが身体に残っていて、それが年をとったり、身体が弱ったり疲れたりしたときに出てきて帯状疱疹という病気を起こすんですって~』
私も喉がガラガラになります
おじじにわかってもらえたのでしょうか・・・
毎日、軟膏を塗ることと飲み薬をお薬カレンダーにセットしました
まだまだ元気だと思っていたけど日々あちらこちらが弱ってきています
でも耳が遠い人は長寿だというから百歳までいけるかもしれないよ
目指せ!百歳!頑張ってくださいねー
コロナ禍にもかかわらず皮膚科は混みこみでした
予約制でないのでしょう
次から次に患者さんが入ってきます
殆どが高齢の方でしたから、いかに高齢者に皮膚疾患が多いかということです
湿度も皮膚疾患に関係しますから、おじじに加湿器を勧めたら早速購入しました
この度ばかりは素直に聞いてくれた、おじじの帯状疱疹顛末記です

花菜里ランドのお花たち~【スイレン】