
美瑛の丘 一本松
どういうこと?役に立たないって・・・
とても堅苦しい文章から始まりますが、日本腰痛学会雑誌ホームページの【高齢者の腰背部痛と身体、生活および生活の質との関連】の記事が気になりました
高齢者の腰背部痛には、加齢、膝痛、骨粗鬆症による脊柱変形と関連し、さらに体力の低下、歩行能力の低下、社会参加の制限と『役に立たない』という自己評価の低下と関連があった(日本腰痛学会雑誌ホームページより引用)
我家のおじじの話です
急性心不全を発症して運よく退院後、1か月が過ぎた今日この頃の様子です
北国でもすっかり道路の雪が溶けて歩きやすくなったものですから、散歩に行くと言い出しまして・・・
まあ・・・好きにさせていたのですが、2,3日前から腰が痛いと言い出しました
腰が痛くて・・・嘆くおじじ
夕方になって背中から胸にかけても痛くなってきた・・・吐き気かな~むかむかする
と言うので『病院行きたいの?支度して!まだ5時だから間に合うよ』
おじじの希望はわかっています
病院で点滴をしてもらいたいのだ・・・と察しておじじを乗せて車を走らせました
『病院に行きたいんだったら素直にそう言えばいいじゃんか~』と心の中でつぶやきながら。
なんだか医者はおじじのしてもらいたいことが理解していたようです
『点滴していくかい~痛くて夜も眠れないって言ってるんでしょ~』
時間も時間です
看護師さんに残業させるわけにはいきません
『15分くらいの点滴ね~するからね』
あ~助かります(家族としては非常に・・・)
吐き気止めと痛み止めの強いのを処方してもらい早めの点滴で満足したおじじと帰宅しました
自己評価がだだ下がりな高齢者
それで・・・【高齢者の腰背部痛と身体、生活および生活の質との関連】なのです
日本腰痛学会雑誌ホームページにもありましたが、社会参加が無い、自分は役に立たない、体力が無い・・・ないない尽くしがおじじにぴったりあてはまります
もちろん、かくいう私だって定年です~・・・と社会参加を阻止された人なのですが、それでもまだやる気は残っている
おじじは全てにおいて絶望の淵にいるんだなあ・・・と、この度はつくづく思わされたのです
お天気が良いし道路も乾いたから少し散歩でも・・・と思って歩いたら高齢者は、去年の自分とは違う自分に驚くのです
1年とは言われない高齢者の1年は・・・その差を激しく感じるらしい
すぐそこのゴミステーションに行くにも、ひどく足が疲れる
お隣のおうちの未亡人に逢うのが楽しみで回覧板を持って行ってたのに、それもできない情けなさ
男ゆえに?仕事一本やりだったがゆえに?
近所付き合いもなくお友達もいない・・・さみしいんだなぁ・・・可哀そうになってきます
日本腰痛学会さんが仰るように自己評価がだだ下がり・・・なのですね
解決策を考えなくては!忙しく考えますが頭の中は空回り
悪い方へ悪い方へと考えが走ります
このままだと認知症にまっしぐらだわ~とか気持ちが落ち込んで鬱病になったらどうしよう・・・とか
なんとかこの頑固なおじじを助けたいのですが・・・
どなたか良いお知恵をお貸しいただけないでしょうか・・・
