
気になる言葉ありませんか?
毎朝、あるテレビ局でタレントが簡単な英会話でやり取りする番組があります
とても解り易くてこれなら自分も外国の人に逢って話かけられても大丈夫かもと思えます
ところが朝にその番組を見て夕方に思い出せない自分が居ます
これはショックですよ~
自分の脳みそを疑ってしまいます
かなりスカスカになって来てるんじゃないのぉ~って。
英会話は難しいです!
でも日本語だって難しいですよ~
最近は不思議な言葉がたくさん出回っていますから・・・
【確かに】・・・何が確かなの?
二、三年くらい前から気になっている言葉があります
小学生から30代位までの人たちが普通に使う言葉らしいです
先週、近くに住む小学4年生の孫が遊びに来た時のこと
一緒にDVDのアニメを見ていて・・・
ねえ〇〇ちゃん、このアニメって前に見たような気がするよ
すると・・・返ってきた言葉が 『確かに』
『うん?・・・確かに・・・だけかい?』
そのあとは何も言葉が続かないのです
小学生の孫はすました顔で画面を見ています
私の感覚では『確かに』だけじゃなくて
『確かにそうだよね~』とか言ってほしいんだけどね~
どうして『確かに』・・・だけで会話が終わるのでしょうか?
孫がその言葉を使ったから驚いたわけではないんです
以前から気になっていた言葉のひとつなのです
職場でも気にして聞いていると年代的に
30代くらいまでの人たちは『確かに』を使っています
何なのだろう・・・
相手の言葉に対する単なる相槌のようにも聞こえますが・・・
私もそう思うという同意の言葉なのですか?
それとも『そう思います』という言葉よりは強い意味を持つのでしょうか
『確かに』イコール『確認した』なのでしょうか
新しく入社した若い職員に指導していて
『確かに』と言われた時には絶句してしまいました
違和感を覚えるのは私だけなのでしょうか
でもね・・・なんとかならないのかな・・・あの言葉
なんだか上から目線で冷たく感じるんですね
定着されないことを祈るのみです
もう定着しているって?・・・『確かに』
こう使うのでしょうか?
なんでも省略すればいいっていうもんじゃないと思いますがね
【~の方】という言い方不思議・・・
はたまた、1990年頃から出現してきた『~の方』という言い方
これは疑問だったのでネットで調べてみました
お料理の方、お持ちいたしました
(お料理をお持ちいたしました)・・・ではダメですか?
お荷物の方、お届けいたします
(お荷物をお届けいたします)・・・では失礼でしょうか?
お見積りの方、ご覧いただけましたか
(お見積りはご覧いただけましたか)・・・では通用しませんか?
例を挙げれば数限りなく出てきます
ネット辞典ではこのように記されています
【方】~のほう
表現をあいまいにするためやぼやかすために付ける
意味のない語としても用いる
1990年代半ばくらいから若者の間ではやり出した
(デジタル大辞泉より抜粋引用)
ですと・・・流行らせたのは一体誰でしょうか!
またまた若者たちの新語でしょうかしら?
(おばんたちは認めな~~~い!)
などと今更つぶやいても無駄のようです
その時代に何かがあったのかもしれない
若者たちの間でこれは曖昧な言い方でなければ
問題が起きたときに言い訳のしようがないぞ・・・
何か上手い言い方はないものか・・・
考えたあげくに出来た言葉づかいだとすれば
そう仕向けた側にも責任があるじゃないですか~
しかも、耳障りだなあと思いながらも指摘しませんでしたね
だから・・・どんどん、どんどん広がってしまったのです
野放しにしておいてネット辞典にも載るようになってしまったのは
周囲の責任が大いにあると思います
今更何をかいわんや・・・でしょ
乱れた日本語はそのまま世界中に垂れ流し状態です
どうしましょう・・・
【○○でよろしかったでしょうか】・・・?
○○でよろしかったでしょうか~ という言葉もおかしいと感じます
お店で店員さんにこれこれこういうものを探してますが・・・と尋ねると
暫くして目的の物を持ってきてくれます
その時に使われるのが『こちらの商品でよろしかったでしょうか~』とくるのです
自分もつられて『はい これでよろしかったです~』と返答してしまいます
言ってしまって口を押えてももう遅い
(う~不覚にもつられてしまったじゃないか・・・失敗した)
乱れた日本語・・・蔓延していますね
『こちらの商品でよろしいでしょうか』と疑問形で聞かれて
『はい、これです』・・・でいいのです
一説には外国人の雇用が増えた時期に彼らの使った言葉遣いが定着してしまったらしいのですが・・・
その時点でその言葉遣いはありえないよ・・・と周囲で教えてあげる勇気のある日本人はいなかったのでしょうか
日本語の乱れは今にはじまったことではありませんが
自信を持って正しく自分の国の言葉を使いたいものです
人のことばかりは批判できません
わたしももっと日本語を大切にしないと…何をかいわんやになってしまいますね
