
まろん君 とうちゃんの膝でオネムです
飛行機で飛んできた来たまろん君
7月といえば暑い盛りですが北国ではまだまだ肌寒い日もあります
その日も雨降りで気温は20℃無く空港の駐車場は水たまりでした
まろん君は普通にゲートから乗務員と出てくるのかと思ったら違って
貨物の搬入口から出してもらいました
ピンクのバスケットに入って、鳥取空港から羽田空港それからこの北国の空港まで途中乗り換えで10時間近くも籠の中でした
急いでバスケットの蓋を開けると飛び出してきた小さい塊がまろん君!
こんなに小さいのに長い時間をこの狭い籠に入っていたんだね…怖かったね~寂しかったね~
しっかり抱っこしたら、まろん君もがっちりしがみついて来たっけ・・・
家に帰る途中も40分ほどの道のりですが、ずっと膝にのったまま『ボクはどこにいくのかなあ・・・』と不安そうでした
2005年5月3日生まれのトイプードル・レッドの生まれて2か月の男の子・・・ それがまろん君でした
あまり鳴かないです おとなしいです と聞いていましたが、我が家に着いたその夜から7日間夜泣きの連続。
昼間はおとなしくて鳴き声も出さないのですが、夜になるとクンクンキュンキュンとひどいのです
可哀そうだからと夫と二人で添い寝をしました
それとお腹が緩くて下痢が続いて動物病院ではオーナーストレスと言われ、まあそのうち落ち着くでしょう・・・と大したことは無い感じ
ほんとに少ししたら夜泣きもおさまって夜は眠れて、ウンチも固まって、ご飯も食べれるようになりました
記録ノートをめくってみたら7月15日で体重が1550gとなってます
小さかったですね~
子供たちの巣立ち・・・思えばそれがまろん君と私たち夫婦が結びついたきっかけだったのかもしれません
振り返ればまろん君をお迎えすることは、もっと深く考えるべきだったのかなぁ・・・と思うのです
私たちは共に仕事をしていたので、まろん君の長時間の留守番は休日を除いて殆どでした
留守番をさせるのは毎日後ろ髪をひかれる思いで家を出ますが、仕事に入れば忘れている時間もあります
でも、まろん君は私たちが帰って来るのを、じっと待っているのですから分離不安の症状が出るのは不思議の無いことでした
子供が巣立ってその寂しさの穴埋めのような形でペットを迎えるなんていけないこと・・・と今ではわかるのです
ペットと暮らしたくなるとき
なぜ人はペットと生活したいのかと問われれば、殆どの人は癒されるからと答えるでしょう
実は人は群れで居たいからペットを生活の供にするのだそうです
大昔のことですが人間は群れで生活していたそうです
大家族で暮らして何でも分けながら生活していた時代のことです
それが今の時代になって核家族で生活するようになり、さらに物質的にも不自由しなくなったので他の人たちに分け与えることも無くなりました
人間は本質的に何かを分け与えることで幸せを感じるそうです
なのでその欲求を満たすためにペットと生活して愛情を分け与えて幸せな気持ちに浸れるのだそうです
要は一言でいえば人間ってさみしがりやさんなのです
なのに、お嫁に行くなら家付き・カー付き・ばばあ抜きなんて昔から言われていました・・・今でも?
それどころか独身貴族などと呼ばれて一人暮らしの若い人が沢山います
私はこの頃テレビなどで報道される大家族がてんやわんやしながら暮らしているご家族を見ると羨ましくなります
笑ったり泣いたり喧嘩したり・・・いいですねぇ
そんな中にワンチャンやネコちゃんが混じって暮らしていたら楽しいでしょうね~
思い起こせば・・・その兆し
1昨年の11月に私は2回目の脚の手術で1か月程の入院生活でした
まろん君はその前の9月に会陰ヘルニアというウンチが出にくくなる病気になり一週間に一度ぐらいの間隔で受診して腸の状態を診てもらっていました
私が入院することで食欲とか便の状態の変化が心配で入院中は常に夫と連絡を取り合っていました
今日のご飯はこのぐらい食べたとか残したとか、ウンチはこんなのが出たとか夫から毎日写メが送って来てました
その当時は便が出やすくなる薬を飲むことで、そんなに会陰ヘルニアも悪くならずにいました
散歩も夫が仕事から帰って連れて行ってましたし、状態は良い方でした
そのころのご飯は朝夕二回、カリカリフードと茹でたキャベツの粗みじん切りにササミを茹でたものをトッピングして食べていました
私が退院してからは、食べムラが少しづつ見えてきてましたが、完食もしていることが多かったので大丈夫かなと思いながら・・・
困ったのはやはり会陰ヘルニアがひどくなってきて、ウンチが便意があっても上手く出せなくなってきたこと。
散歩でウンチが出ない時は帰ってからトイレに通うのが頻繁で見ていて可哀そうになるくらい頑張っても出ないのでした
あるときなど一晩中、寝られないぐらいまろん君はトイレに通って便しぶりで頑張るのです
朝までなだめすかしながら病院が開くのを待って『先生苦しんでいるの』と飛び込んでウンチを取ってもらったこともありました
そんなに苦しいのだから会陰ヘルニアの手術をしては・・・と人から言われましたが、病院の先生たちは首を縦に振ってくれませんでした
全身麻酔をかけるので年齢を考えると無理だと言われて、結局は最後まで手術はせずに摘便をする対処療法だったのです
手術をして戻って来れる保証はできませんと言われて、それでも・・・とお願いすることはできませんでした
そんなこんなしているうちに年が明けて2020年、1月が過ぎて2月に入る頃(1年前です)には5300gあった体重が4800gまで落ちてしまったのです
家の中で動くことも少なくなってベランダの傍のソファーに上がって外の景色を眺めたりウトウトしたりの毎日でした
それでもオシッコはトイレで粗相せずに、おりこうさんにしてくれたんです
男の子らしく片足を高く上げて沢山の量を出していました
今思えば、体重がガタガタと落ちてきたのがその兆しだったのです
まろん君の胸にポツンと黒い5cm位のシミが出ているのも気になっていました
以上が去年の2月くらいまでのまろん君の身体の経過です
この後に起こるまろん君の変化は知る由もない私と夫でした